【旅行記】ミラノ・ビチェンツァ(イタリア)_Day1 ミラノ 前編

Santa Maria delle Grazieのロッジア

ミラノに到着して、

SIMカードは前回のを使い回し

今回は前回の旅の残りのデータ分がまだ今日中であれば有効(有効期間30日)なので、そのまま前回買ったVodafoneのSIMを使用。

ポルトで買ったSIM大活躍。

ミラノの交通システム

ミラノの市内交通はゾーン制を採用しております。

旅行で訪れている人はMi1〜Mi3ゾーン内のバス・トラム・電車が乗り放題になる1Day ticketや3 Days ticketがあるので、こちらを購入するのがいいかなと思います。今回の私の目的地も全てゾーンに含まれていることを確認し、私は3days ticketを購入。

2022年8月、イタリアでは公共交通機関ではFFP2マスク義務

薬局で購入、一枚0.5€

マスクの種類についてはあまりうるさく言われることはないですが、ルールではFFP2マスク着用が義務でした。

駅構内などでは外していても問題なさそうです。私は駅でも着用しましたが。。

①Nostra Signora della misericordia church_ガラスの教会

モダニズム教会、プレキャスト、1957,アンジャロ・マンジャロッティ

ミラノの中心地からバス・トラムで3~40分かけて、白く加工されたガラスで囲まれたボックス型の教会へ。

構造は内部の4本の柱とそれらにかかる巨大なx断面の梁をかけ、周囲にはガラスのカーテンウォールを配置するというものです。こうすることで太い柱を外に見せず、軽やかな意匠になっています。

屋根やカーテンウォールにはプレキャスト材を利用しています。量産可能な規格材を用いた中でデザインを追求するモダニズムの教会です。

内部には白く加工されたガラスがまるで障子のように作用し、柔らかい光の空間になっていました。念押しをしますが、外壁は全周ガラス一枚です。ガラスは白い層が中に入れられており、表面には水平方向に線が入れられていました。日光が白く散乱して、障子のような光を生み出しているんですね。

ちなみに、おそらく内部が暑くなることを見越してか、壁際の床から冷気が出ていました。

②Microsoft Italy_ヘルツォーク

アジアンストリートを進むと見えてきました。スイス出身の世界的現代建築家、ヘルツォーク&ドムーロンによるMicrosoft Italyです。ミラノはイタリアでも指折りの経済都市であり、こうしたアメリカ系IT企業の支部も置かれています。

建築デザインは大味な感じ。角度を45度くらいふった家形の門を桁行方向に大量に連続。おそらく周囲の道のグリッドと合わせた形。各階のスラブもファサード全面に突出。

内部には入らず次へ行きました。

③Bosco Verticale_植栽満載

2014年に竣工したハインツ・イタリア社による「垂直の森」。

ファサードに現れた植栽の面積はすべて集めるとサッカーコート一面分になるそう。

建物の前の庭も含め、とても気持ちのいい場所でした。

ロープの雨樋で雨水を植物に供給

このあたりの建築はどれも巨大で、スケール感がくるいました。遠くから見るとぎゅっと集まっているように見えても、近づくと意外と一つ一つの建物の間隔が広く、歩くのが大変でした。というか暑かった。(最高気温32度)

④Citylife_ザハハディッド、磯崎新

続いてメトロでTre Torri駅へ。ここにはCitylifeという居住エリアと商業エリア、オフィスエリアが集合した複合型都市施設があります。中には磯崎新デザインのAlliaz Towerやザハ・ハディッド設計のGenerali Towerなどがあります。

基壇部分のCitylife Shopping districtはGenerali Towerに合わせた流線的なデザインになっており、近未来都市と言いたくなるような景観になっています。

時刻は2時ごろで、気温は30度を超えていたので、外は非常にあつく、室内や庇のしたが心地よかったです。

庇の高さは思いのほか人のスケールに合わせて作られていた印象です。ザハの建築はパッと見の鳥瞰パースがかっこいい印象はありますが、見た目だけでなく、グラウンドレベルでもある程度人のスケール感を考えている印象でした。

⑤Santa Maria delle Grazie_最後の晩餐

ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』がある

この教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』が所蔵されているそうです。バシリカ(教会部分)や裏にあるロッジア(中庭に面した軒下空間)には無料で入れますが、『最後の晩餐』を見るには有料の美術館に入る必要があります。

今回私は入りませんでした。

ロッジア

私のお気に入りは中庭に面したロッジアです。ロッジアにも色々なスケールがあり、こちらのロッジアは私が見た中では中規模といったところでしょうか。中庭中央の噴水の水音が響き渡り、時折外のトラムの音が微かに聞こえてくる。都会の喧騒の中に安らぎの空間を生み出しています。気持ちよさのあまり横になって昼寝をする人も。

この後にもミラノにはロッジアはたくさん出てきます。

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