記事の目的
この記事では私の寮の実体験に基づいて、学生寮で起きたエピソードなどを交えながら、ルームシェア型学生寮のメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。これから留学でルームシェアをするかもという方は特に参考になるかと思います。
学生寮の実体験
私の寮の概要
タイプ
ワンフロア15人の男女混合シェアハウスです。住んでいる人はみんな学生で、ETH(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)から斡旋された会社の寮だったこともあり、私のフロアメイトは全員ETHの学生でした。他のフロアにはUZH(チューリッヒ大学)の学生もいます。巨大な5階建のマンション全体が学生寮になっていて、各フロアごとにキッチン・リビング・バスルームを共有して使い、寝室は個室という形になっております。
家賃
家賃は月638CHF(76000円以上)です。人によって価格には100CHFほど幅があり、私はかなり価格が高い(下手したら一番高いかも笑)部屋が割り振られました。個室には広めのバルコニーがついていて、西向きの大きな開口があります。自分の中では満足しています。
留学にかかる費用についてはこちらのページにまとめてあります。
→お金の問題: スイス留学
間取り
キッチン
キッチンはこんな形になっていて、大開口(西向き)がとても気持ちいいです。15人でここを共有しています。
バスルーム
バスリームはワンフロアに3個配置されています。やはりバスタブがないのは辛い、、
ここにはシルバーフィッシュという住人(虫)がいます。ヨーロッパ版ゴキブリみたいな感じです。魚のようにウネウネ動くことからその名前になったそう。いつも一緒にシャワーを浴びてます笑
個室
個室は各部屋ほぼ同じ構成になっていて、手前にウォークインクローゼット、その奥にベッドルームがあります。私の個室の隣にはバスルームがありますが、例の虫が侵入することはほぼありません。スイスのドアは屋内であっても超高気密です。
バルコニー
私のフロアでバルコニーがついているのは、私を含め3部屋だけです。たまにここで深呼吸をします。
学生寮のメリット・デメリット
ここから先は私が半年近く過ごして感じた。ルームシェア型学生寮のメリットデメリットをお伝えします。
メリット
人と話せる
- 英語が話せる
- 自然と英語で話をする時間ができるのがメリットですね。外人としゃべると言うのは留学の醍醐味でもあるかなと思います。その意味で最高の環境だと思います。
- 外国人の友達ができる
- 共同生活をしていれば、自然と仲が深まります。困った時に助け合えるような友人もできますので、ありがたいです。煩雑な手続き関連も一緒に協力してこなせたりします。
- ホームシックになりにくい
- 仲の良い友達を作りやすいのでホームシックにもなりにくいです。
生活費が安い
- ルームシェアだから家賃が安い
- スイスの不動産サイトを少し見ると普通のアパートだと1Kで1200CHF/月からという感じでした。私の学生寮の場合せいぜい600CHF前後と言うところなので、おおよそ半額です。
- 食品や日用品もフラットメイトとシェア
- フラットメイト同士で調味料などをシェアすれば食費とキッチンスペースの節約になります。スイスは特にお肉が高いのですが、みんなで大きい塊肉をシェアすればなかなか安く済むみたいですよ。ちなみに私は生鮮食品を毎日シェアするのはちょっと面倒臭いと思い、個人で買い物をしてます笑
手続きが楽
- 大学の斡旋
- 私が入っている寮はWOKOという会社が運営しています。この寮は大学に斡旋されたので、それにしたがってフォームの記入やデポジット(敷金)の支払いを行うだけと言う感じでした。周りの日本人留学生を見ていると、ネット上で大家さんを探してFacebookのメッセンジャーでやりとりをして契約をするなど、家探しがなかなか大変そうでした。中には大家さんを装った振り込め詐欺にあった友達もいるので、本当に気をつけてください。家探しについては別のページにまとめようと思います。
- 学生寮を運営する会社: WOKOのホームページ
Home | WOKO – Studentische Wohngenossenschaft Zürich
- 学生寮を運営する会社: WOKOのホームページ
- 私が入っている寮はWOKOという会社が運営しています。この寮は大学に斡旋されたので、それにしたがってフォームの記入やデポジット(敷金)の支払いを行うだけと言う感じでした。周りの日本人留学生を見ていると、ネット上で大家さんを探してFacebookのメッセンジャーでやりとりをして契約をするなど、家探しがなかなか大変そうでした。中には大家さんを装った振り込め詐欺にあった友達もいるので、本当に気をつけてください。家探しについては別のページにまとめようと思います。
デメリット
共同生活の悩み
- 常に人がいる
- リビングには基本誰かがいるというのがいい人もいれば嫌な人もいるかと思います。実際そういう人は夕食のタイミングをみんなとちょっとずらすとかで対応してます。
- リビングが汚い
- 一人でもリビングを汚す人がいるとだめです。常識では考えられないレベルで片付けをしない人がたまにいます。受け入れて、無理のない範囲で対処しましょう。
- 食品・ものがなくなる
- 悪気なく人のものを勝手に使っちゃう人がいます。例えば毎日お弁当入れに使ってるタッパーとか。別に大したものじゃないんだけど、急になくなると困るんだよねってものありますよね。ものの管理には気をつけましょう笑
- 夜騒がしい可能性がある
- 巨大な学生寮ならではだと思うのですが、私の場合、フロアにパーティを仕切るタイプの人がいて、よく夜に大音量で音楽を流すことがあります。そういうのが大丈夫な人とダメな人がいると思いますが、ダメな人は頭に入れておくといいと思います。ちなみに僕の部屋はリビングから遠いのでそこまで影響はないです。リビングに近い部屋のフロアメイトはよく苦情を入れています。騒がしい夜には耳栓が必要だそう。
- 英語についていけない(特にネイティブ)
- ぶっちゃけネイティブの英語は未だに聞き取れません。イギリス以外のヨーロッパの国出身の人は、外国語として英語を使っているので、比較的ゆっくりで聞き取りやすいです。しかしイギリス人やアメリカ人の英語はクセがあったり、スピードが速かったりと、これはほんとにレベルが違います。(僕の勉強不足は言うまでもなく)
こうなると「一人の方が楽」と思う人もいると思います。
しかし、僕のイギリス人の知り合いが言うには「みんな僕たちの母国語に合わせて喋ってくれているのが申し訳ない」と考えているそう。やさしいですね、彼はゆっくり英語を話してくれますし、私の英語を拾ってくれます。(こういう大人になりたい)恐れず、恥ずかしがらず、心を開いて会話しましょう。
- ぶっちゃけネイティブの英語は未だに聞き取れません。イギリス以外のヨーロッパの国出身の人は、外国語として英語を使っているので、比較的ゆっくりで聞き取りやすいです。しかしイギリス人やアメリカ人の英語はクセがあったり、スピードが速かったりと、これはほんとにレベルが違います。(僕の勉強不足は言うまでもなく)
コロナなど感染症: ルームメイトがコロナに感染
これまで、すでに同じフラットの数人がコロナウイルスに感染しています。時期としては昨年末、ヨーロッパでオミクロン株が大流行したタイミングです。フロアからも一人陽性者が出たこともありました。
当時はフロアに緊張感が走りました。
シェアする人数が多いほど感染症のリスクも上がってくるかと思います。共同生活では多少の接触は仕方ないと思います。免疫を高く維持しましょう。
後日スイスのコロナに関する情報もまとめてみたいと思います。
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