記事の目的
留学の一番のハードルはお金ですよね。特にスイスは物価が高いことで有名です。
この記事を一通り読んでいただければ、スイス留学に費用がどれくらいかかるのか、留学費用をどのように工面すれば良いのか、お金の問題について大まかなイメージがつかめるかと思います。
支出: スイス留学にかかる費用は?
ETHのWebサイトによると、ETH(チューリッヒ)への留学にかかる費用は建築学生の場合、おおよそ1920CHF/月(23万円)だそうです。おおよそ新卒(大卒)の給与平均くらいですね笑
ETHがWebで公開している資料: ”Study and Living Costs for international students (approximated)”
以下、日本人の私が実際に生活してみて何にどれくらいお金が必要だったかをまとめてみました。
学費
大学にもよるかと思いますが、僕が留学しているETHの場合、授業料は1つの学期(秋学期/春学期)で730CHF(8~9万円ほど)かかってくるかと思います。
私の場合は、日本の大学の交換留学を利用しているので、授業料は日本の大学の額に準ずることになります。
その他、スイスの大学に通うには「semester fee」などもかかってくるみたいです。
ETHの授業料等に関するサイトを貼っておきますので気になる方は見てみてください。
生活費
生活費(家賃、食費、保険料等)については、僕の家計簿を参考にお話しようかと思います。下の画像は留学開始から4ヶ月ほどがたった2022年1月の生活費です。この月はトータルで1650CHFでした。大まかな値段感覚はこれで掴めるかなと思います。
固定費: 家賃
チューリッヒの大学に留学する場合であれば基本的に学生寮に住むことになるかと思います。僕も学生寮に住んでいますが、家賃はおよそ600CHF(7~8万円)/月です。
- 学生寮
- 学生寮に関しては大学側が斡旋してくる場合が多いので、それに従うことを強くお勧めします。なお、晴れて学生寮を契約すると、留学開始前にデポジット(敷金)として日本円でおおよそ20~25万円ほどを請求されるので、お金の用意をしておきましょう。このデポジットは寮の建物に損害などを与えない限りは、退去後に返金されます。
僕の学生寮についてもまとめてみたので、よろしければご覧ください。
→ルームシェア型学生寮- スイス留学実体験
- 学生寮に関しては大学側が斡旋してくる場合が多いので、それに従うことを強くお勧めします。なお、晴れて学生寮を契約すると、留学開始前にデポジット(敷金)として日本円でおおよそ20~25万円ほどを請求されるので、お金の用意をしておきましょう。このデポジットは寮の建物に損害などを与えない限りは、退去後に返金されます。
- 賃貸
- スイスで普通の不動産サイトを探すと、1Kの部屋で少なくとも1200CHF(14~15万円)/月ほどはかかってくると思います。
- ホームステイ
- ホスト(受け入れ家族)の探し方についてはあまり詳しくないので確かなことは言えませんが、私の知る限りでは日本人でホームステイをしているはあまりいなさそうです。
固定費: スマホの月額料金
UPCというキャリアで契約しており、一月あたりちょうど30CHFほどで40GB使用できます。これでもヨーロッパにしては相場の倍くらいです。今の日本の月額料金は高すぎです。
固定費: 強制加入保険
スイスの医療費は保険なしでは賄い切れないほど高額です。EU/EFTA圏外出身の留学生は全員スイスの保険会社の保険に加入することが義務付けられています。私の場合は日本の保険会社による海外旅行保険にすでに入っていたので、最も安く収まるSWISSCAREという保険会社のForeign Student Health Isurance Switzerlandというプランを選びました。保険料は月々61CHFです。
旅行費
せっかくスイスにきたなら、スイス国内の名所や周辺のイタリア・フランス・ドイツあたりは訪れたいですよね。私は月に一度程度で旅行に出かけているので、生活費の一部として組み込んでいます。
私がいるチューリッヒの場合、チューリッヒ空港にはほぼLCCが乗り入れていないので、ヨーロッパ内の移動でも飛行機を使うと往復2万円くらいはかかってきます(ただしスペインのLCCは一部乗り入れています)。陸路を使えば三分の一ほどにまで下がりますが、なかなかの長時間移動になります。
そのほか、ヨーロッパのホテルは一泊最低でも3000円程度、さらには旅先での食事や観光にもお金がかかってきますので、一回の旅行でおおよそ4~5万円近くかかってくるかと思います。
食費
平均的な学生であればスイスで自炊は必須になるかと思います。安いスーパーを選んで、1日3食自炊すれば300CHF以下に抑えられます。異常に安く収まっているのは月の前半に1週間ほど旅行をしていたためです。24日分の食費で230CHFという感じです。
交通費
毎月「ZVV NetworkPass Monthly Season Ticket」というチケットを購入しております。値段は月62CHFで、チューリッヒ市内のバス・トラム・電車乗り放題になります。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
収入: 何で賄う?
奨学金
留学に行く場合、やはり何らかの奨学金を探すことをお勧めします。
奨学金には選考があり、申し込みの締め切りが出発の一年前ということもざらですので、留学を少しでも考えているのであれば一年以上前の段階からアンテナを貼っておいた方が良いでしょう。
ちなみに奨学金の審査用の書類を揃えるには多くの労力を費やすこともあります。早めに着手しましょう。
奨学金については別のページにまとめておきます。
貯金
アルバイトなどでお金をためて留学に行くという考え方もあると思いますが、あまりお勧めできません。
仮にスイスに一年間留学したい場合、最低でも200万円ほど必要になってきますが、日本のアルバイトが大体時給1000円と考えると、単純計算で2000時間の労働になります。
親の援助
ご家庭の事情にもよると思いますが、学生が自力で留学費用を賄うのはかなりのハードルです。たとえ奨学金を得ていても親の援助が必要になるということもあると思います。
絶対ではありませんが、親の援助を得られるよう、日頃から良好な関係を築いておくことがベターです。
親に対してはついつい意地を張りたくなるものですが、いざというとき一番頼れる存在だと思います。将来は立派な大人になってたくさん恩返しをしてください。
まとめ
留学の一番のハードルはお金だと思います。特にスイスは物価が高いことで有名ですが、それを差し引いても、高い教育水準や治安の良さといった素晴らしい環境が整っています。
今では高い志を持った学生のために、国や企業等からあらゆる奨学金が用意されています。留学に興味のある方は、ぜひ色々調べてみて、留学を実現させてください。
コメント
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